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うっとうしい梅雨も終わり、いよいよ、夏本番、大暑 [1] です!
大暑は、一年で最も暑さが厳しい頃、7月23日から8月7日頃で、今年は、7月23日からです
「夏はビールでしょ」という声が、方々から聞こえてきます
確かに、暑い夏の日、汗をかいた後の、一杯のビールは、のどを潤し、体にしみ渡って、たまりません
アロアロヨシさんも、これをたまに楽しんでいるのですが、この季節、絶対に忘れてはいけない酒があります
そう、白ワイン [2] です
冷えた白ワインを、季節の花を楽しみながら、いただきます
ここに、お気に入りの相手と、魚介の料理があれば、もう最高です
自宅では、こんな洒落たセッティングは、無理ですので、リビングで、小さな庭を眺めながら、近所のスーパー「あまいけ」で買ってきた、タコのぶつ切りと、ワインを飲むというところでしょうか
ところで、何となく、聞いたことがあるでしょ、白ワインには、殺菌作用があります
白ワインの有機酸は抗菌作用が強く、サルモネラ菌と大腸菌を殺菌する効果があります
つまり、夏に刺身などの生ものを食べる時は、おすすめなのです
サバなどの生魚の保存性を高めるのに、酢でしめるという方法がとられるように、酢は殺菌効果が高いのです
ただし、酢での殺菌は、漬けてから30分から1時間ほどかかります
ところが、有機酸を含む、白ワインの殺菌作用には、即効性があり、10分くらいで悪玉菌を殺す効果があります
ということは、白ワインを飲みながら食事をすれば、食中毒を防いでしまうということなのです
また、魚介類の臭みも消してくれて、たいへん美味しく頂けるのです
こんな理由から、生ガキをよく食べるフランスでは、この時に白ワインを飲むのです
フランス人の、ご先祖さまの「知恵袋」というところでしょうか
白ワインには、便秘を解消し、腸内細菌叢(腸内フローラ)を整える効果もあります
有機酸は、腸内のpHを下げ、弱酸性に保つ効果があるので、悪玉菌を殺し、善玉菌を残します
また、便秘や下痢を防ぐだけでなく、大腸ガンも予防します
さらに、白ワインはカリウムを豊富に含んでいるので、むくみの原因となるナトリウムを排出し、利尿効果を高めます
その結果、水分や老廃物を排出し、身体の新陳代謝を促進して、肥満の予防にもなるのです
1990年台のワインブーム以前の日本は、白ワインの消費量のほうが、赤ワインを上回っていました
これは、無色のところが日本酒に似ており、渋い赤ワインよりも、味もまろやかなので、好まれたのでしょう
しかも、甘口のドイツワインに、人気がありました
アロアロヨシさんも、最初のころ、甘いドイツワインを飲んで、うまいな!と感じました
現在では、酸味のきいたものが、好みになっています
少々、通になったのでしょうか
フランスには、マリアージュという考え方があります
別々に存在しているものが、1つに調和して、別の全く新しいものになることを言います
ワインと食べ物が、口中でマリアージュし、全く別の美味しさを演出するのです
アロアロヨシさんの経験からすると、マリアージュは、赤ワインよりも、白ワインのほうが、大きい効果が生まれることが、多いようです
日本では、口中調味という食べ方があります
これは日本独特の文化で、食器の上で食べ物を混ぜないで、別々に口の中に入れて、口の中で混ぜて食べます
例えば、まず、ご飯を口の中に入れて、次におかずを入れます
塩辛いおかずの時は少なく、薄味の時は多めに入れて、これを噛んで食べます
時には、そこへ、汁物を入れたりして、ちょうど良いバランスで食べるのです
これって、マリアージュに通ずるものがありますよね
ということで、(えっ!どういうこと?)、夏はビールばかりではなく、白ワインも、あなたの仲間に、加えてくださいね
脚注:
追伸: 右カラムに、「今週のおすすめワイン」と「今月のおすすめワイン」をのせております、ワインライフの参考にしてください