「健康力をつける、食品と生活習慣」第3弾は、【コーヒーのシュウ酸】です

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コーヒーの焙煎で、シュウ酸は消えるのか?5月19日のブログで、疑問点が残りました。

その後、さらに詳しく調べ、納得のいく結論に達しました。
以下は、そのレポートです。




* * アロアロレポート はじまり * *

コーヒー豆は200℃で焙煎します。その時、シュウ酸が分解されるのですが、焙煎の度合いは、全部で8段階に分かれています。[1]

8段階はそれぞれ、浅煎り、中煎り、深煎りの3段階に分類されます。

 ************************* 浅 煎 り ***********************
ライトロースト
1. ライトロースト

香り・コクはまだ不十分



シナモンロースト
2. シナモンロースト

ブラックコーヒーで味わう



 ************************* 中 煎 り ***********************
ミディアムロースト
3. ミディアムロースト

アメリカンコーヒーの軽い味わい



ハイロースト
4. ハイロースト

喫茶店や家庭のレギュラーコーヒー



 ************************* 深 煎 り ***********************
シティロースト
5. シティロースト

深煎りのレギュラーコーヒー



フルシティロースト
6. フルシティロースト

アイスコーヒーに最適



フレンチロースト
7. フレンチロースト

カフェ・オ・レ、ウィンナーコーヒーなどの、ヨーロピアンスタイル



イタリアンロースト
8. イタリアンロースト

強い苦みと濃厚なテイスト、エスプレッソ・カプチーノで





1.から順に8.まで焙煎が深くなっていきます。それによってシュウ酸・カフェインが少なくなっていき、フレンチローストやイタリアンローストあたりでは、ほとんど残っていません。

この焙煎の段階による違いがあるので、シュウ酸の意見がばらつく原因となっているのでしょう。

コーヒーをよく飲む民族は、さすがにここら辺の関係を、よくわきまえており、フレンチローストかイタリアンローストの、深煎りローストで飲む習慣があります。

日本では、中煎りのミディアムローストかハイローストが、多く飲まれています。

従って、日本でよく飲まれているローストの度合いでは、シュウ酸は残っています。

* * アロアロレポート おしまい * *


これで疑問点が解決できました。

日本で一般的に飲まれているコーヒーは、焙煎が浅いので、シュウ酸が残っており、ミルクを入れないと危険です。ブラックで飲むなら深煎りコーヒーにすることです。


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アメリカンコーヒーはレギュラーコーヒーより、体に悪いと言う人がいますが、ミディアムローストで、まだシュウ酸が残っているからでしょう。

ただし、ハイローストやシティローストを、お湯で薄めて、アメリカンにしている、喫茶店のコーヒー(インチキ?)は、シュウ酸がかなり少なくなっている理屈で、その方が体に良いのは、皮肉なものですね。


脚注
[1] コーヒー辞典「コーヒー豆の焙煎」