人生を変えてしまうほどの大病でも、早めに気が付けば、大事に至らなくて済みます
ほとんどの病気は、私たちに信号を送ってきます
最初は、ほんのちょっとした、よくある症状や、違和感から、始まります・・・
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「よくあるけど、怖い、病気の症状」第9弾は、【体のかゆみ 冬編】です
(お兄ちゃんたちの後について、遊びに出たものの、寒くて、今にも泣きそう)
体がかゆいのは、痛いのと同様、我慢できませんよね、ついつい、かき過ぎて、かき壊してしまいます
特に、今のような寒い、冬の季節がひどいですね
アロアロヨシさんも、以前、冬になると、体じゅうがかゆくなり、たいへんな目にあいました
そこで、ある年の冬、思い立ち、詳しく調べてみることにしました
その結果、部屋の乾燥と、お風呂の入り方、腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)、それと、身土不二にも問題があるということに、行き着きました
1. 部屋の乾燥
冬になると、空気が乾燥し、部屋で暖房をつけると、相対湿度がさらに低下し、超ドライ状態になります
これが、肌にとってはくせ者で、ほとんどの人が冬になると、体のかゆみを訴えました
部屋の中に、洗濯物を干したり、ストーブに薬缶(やかん)をかけて、水蒸気を出したりと、たいへん手間がかかりました
今では、加湿器[1]という便利な家電があり、これを使うだけで、自動的に快適な湿度に、保ってくれます
それと同時に、空気清浄機[2]を点けておくと、室内はとても快適な空間になります
現在、かなり普及していますが、まだという人は、試してください
これだけで、ほとんどの人は、うそのように体のかゆみがなくなり、快適な冬を過ごすことができます
2. お風呂の入り方
わたしたちの肌には、「表皮ブドウ球菌」などの「皮膚常在菌」というものが、住み着いています
健康な皮膚に常在する、これらの菌は、肌の保湿成分を作り出し、悪臭を出す細菌の繁殖を防ぎ、ハウスダストなどのアレルゲンから、肌を守る働きをします
「お風呂の入り方」を間違えると、これらの「皮膚常在菌」のバランスが崩れ、悪玉菌が繁殖し、臭いがきつくなったり、かゆみの原因になったりするのです
1. お風呂の適温は、38~40℃で、42℃では熱すぎます
2.
15分以上は、湯ぶねに浸からないこと
3. 皮膚をゴシゴシ洗わない、ゴシゴシ拭かない
1.
ナイロンタオルでゴシゴシこするのは、駄目
2. 湯ぶねに浸かって、皮膚がふやけてから体を洗うと、肌が傷つきやすいので、気を付けること
3. 最初に身体を、木綿のタオルなどで洗ってから、湯ぶねに入る方が良いのです
4. 出てからゴシゴシ拭くのは良くありません
4.
液体石鹸は、よく泡立ててから使う。泡立てないで体に塗るのは良くない、使いすぎも良くない
5. 肌質によっては、からだ全体を石鹸で洗うのは、1週間に1回くらいでも良い
耳の周り、わきの下、Yゾーン、足首などを、洗うだけでも良い
ご自分の最適回数を、実際に試して、見つけてください
季節によっても、最適回数は違いますので、注意してください
6.
石鹸のすすぎ残しが、かゆみの原因になる
7.
保湿クリームは、お風呂から出たら、冷めないうちに、乾かないうちに塗ってください。全身に化粧水や乳液を付けてから、保湿クリームを塗ると、効果的です
8. お年寄りや体の弱い人は、一番風呂には入らない
体表のミネラル分や脂肪分の少ない、お年寄りや体の弱い人は、若い人や元気な人が入ってから、入浴しましょう
体表のミネラル分や脂肪分の多い人が入ると、お湯にミネラル分が溶けて、少し白っぽくなりますが、このお湯が、お年寄りや体の弱い人には良いのです
お年寄りや体の弱い人は、体表のミネラル分や脂肪分が少ない上に、新湯 (あらゆ) にそれらが溶けてしまって、ミネラル不足や脂肪不足になり、かゆみの原因になるのです
3. 腸内細菌叢
健康な体は、お腹の中から
腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)を整えましょう
腸内細菌叢は、腸内フローラとも言います
フローラは、花と春と豊穣の女神です
参考記事
2015.3.24「抗生物質の発見」、「ワクチンの開発」にも匹敵する、「腸内フローラの解明」
2015.5.22【腸内フローラ Ver.2】次世代シークエンサーが爆発的に進める、腸内フローラ遺伝子解析
腸の中には、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が、住み着いています
現在では、保存料(ソルビン酸)などの、食品添加物の摂取で、乱れてしまっている人が、多くいます
腸内細菌叢を整える食品を摂取すると、体にとても良いのですが、肌にも良いことが分かっています
みそ汁、ぬか漬け、甘酒などの日本の伝統発酵食品や、チーズ、ヨーグルトなどの発酵食品が、有効です
また、腸内細菌のエサは、食物繊維です
水溶性の食物繊維を多く含んだ食品を、摂りましょう
最近、アロアロヨシさんは、「すんき漬」[3] という、すごい漬物を見つけました
なんと、塩分を一切使わないで、乳酸菌発酵のみで作った漬物です
ただし、市販のものには、お決まりの保存料「ソルビン酸」が入っています
せっかく、乳酸菌で腸内細菌叢を改善しても、保存料「ソルビン酸」で、悪玉菌と一緒に、善玉菌も殺してしまっては、元も子もありません
先日取り寄せた、「静岡・信州・こだわり家」の「すんき漬け」は、無添加でした
こちらから→
例年は、11月下旬からの販売予定です
昨年は、すぐに売り切れてしまいましたので、気を付けて、注文し忘れないように、してください
また、名前が知れ渡って、大量に売れてくると、保存料を入れたりしますので、注文時に確認してください
アマゾン、Yahoo!ショッピングでは、「静岡・信州・こだわり家」の「すんき漬け」見当たりませんでした
その他のメーカーのすんき漬けを、
>>> Yahoo!ショッピングで探す
>>> アマゾンで探す
4. 身土不二 - 食養の創始者・石塚左玄[4]の四季の食養
「春苦味、夏は酢の物、秋辛味、冬は油と合点して食え」
(はるにがみ、なつはすのもの、あきからみ、ふゆはあぶらとがてんしてくえ)
「冬は油」(ふゆはあぶら)と、覚えてください
玄米・食養の創始者・石塚左玄は、「冬は油物を食べろ」と、言っています
冬の間に消耗する、カロリーを補うために、油物を摂るが良いのです
例えば、冬の野菜や、小魚の天ぷらなどいかがでしょう
冬の旬の野菜を取りましょう
マクロビオティックでは、身土不二(しんどふじ)と言って、その土地で取れる旬のものを食するのが体に良いとされています
例えば、ごぼうなどの根菜類、冬の野菜には、体を温める効果があります
冬の体を作る、冬が旬の野菜たち(あいうえお順)
エリンギ(天然)、かぼちゃ(貯蔵)、からしな、カリフラワー、キャベツ、京菜(水菜)、くわい、ごぼう、小松菜、さつまいも(貯蔵)、里芋、春菊、せり、大根、チンゲン菜、長芋、長ネギ、菜の花、野沢菜、白菜、ふきのとう、ブロッコリー、ほうれん草、芽キャベツ、山芋、ユリ根、ルッコラ、レタス、蓮根、わらび
冬の体を作る、冬が旬の果物たち(あいうえお順)
伊予柑、オレンジ(国産)、キウイ(国産)、シークワーサー(熟)、デコポン、はっさく、みかん、柚子、りんご、レモン(国産)
冬の体を作る、冬が旬の魚介たち(あいうえお順)
あおやぎ、アカカマス、あさり、あまえび、あんこう、イイダコ、いせえび、いなだ・はまち、うなぎ(天然)、寒しじみ、きんき、きんめだい、こはだ、さば、さわら(関東)、ししゃも、白魚、ズワイガニ、たい、たらこ、たら、海苔(新)、はたはた、はまぐり、ひらめ、ふぐ、ぶり、ほうぼう、ぼら、真ガキ、わかさぎ
冬の体を作る、冬が旬のその他の食材たち(あいうえお順)
小豆、おから、コンニャク・シラタキ、玉子、豆腐、納豆
冬が旬の食材を手に入れる
普通のスーパーでは、いつでも何でも売っています、何が旬やら分りませんよね
こんな時は、生協や大地を守る会などの、有機農法や自然食品の取扱店で、取り寄せましょう
旬でないものは、扱っていませんので、安心です
関東の生協のホームページへは、↓ こちらからどうぞ
>>> 生協の宅配。関東圏内473万世帯が利用!のホームページを見る
>>> 生協パルシステムのホームページを見る
全国の生協のホームページへは、↓ こちらからどうぞ
>>> 安心食材お届け「生活クラブ連合会」のホームページを見る
>>> co-op 「日本生活協同組合連合会」のホームページを見る
「大地を守る会」のホームページへは ↓ こちらからどうぞ
>>> 「大地を守る会」のホームページを見る
「九州野菜王国」のホームページへは↓ こちらからどうぞ(2016年1月7日より)
>>> 「九州野菜王国」ホームページを見る
以上のことに気を付けていても、体のかゆみが起きる場合、ほかの皮膚の病気が考えられます
以上、アロアロヨシさんの♪よくあるけど怖い病気の症状【体のかゆみ 冬編】でした
脚注:
[1] 加湿器:我が家の加湿器は、これ↓National製 FE-KLC05
2007年9月購入、いまだ現役、快適です
加湿器人気ランキングを、
>>> アマゾンで見る
>>> 楽天市場で見る
>>> Yahoo!ショッピング で見る
[2] 空気清浄機:我が家の空気清浄機は、これ↓SHARP製 FU-A51
2013年2月購入、さわやかな室内空間を楽しんでいます
SHARP FU-A51を、
>>> アマゾンで見る
>>> 楽天市場で見る
>>> Yahoo!ショッピングで見る
[3] 「すんき漬」:長野県の木曽地方に、古くから伝わる、カブナを漬け込んだ発酵食品です。
塩を使わずに、乳酸菌発酵で作る、体に良い、自然食品です。
ただし、市販のものは、ソルビン酸をはじめ、添加物が多いので、入っていないものを選んでください
[4] 石塚左玄(いしづかさげん) 1851年~1090年、明治時代の軍医・薬剤師、玄米・食養の元祖で、マクロビオティックの創始者・桜沢如一(さくらざわゆきかず)へと続く
下記の記事も参照して下さい
2014.10.17生協で、マクロビオティック、始めてみませんか
2015.4.28【体のかゆみ 春編】
2015.6.26【体のかゆみ 夏編】
2015.11.20【体のかゆみ 秋編】
2015.12.05【体のかゆみ 総合編】