ゴボウ(牛蒡)は、マクロビオティック総菜最強アイテムで、玄米とゴボウのきんぴらを食べていれば、これで十分という人がいるくらい、ハイパワーなのです。

十分かどうかの真偽は別として、そんなゴボウのお話を、じっくりとしてみたいと思います。


- - - ゴボウの悲しい歴史 - - - 

ゴボウには、悲しい歴史があります。[1]

戦後まもなく、各地で、木の根を食べさせられたと、捕虜が提訴したことがありました。
その内容は、捕虜の食事に、ゴボウを出したというものです。

戦時中は、食糧難で、捕虜の野菜不足を補うために、収容所側で、苦労してゴボウを調達し、食べさせたのです。

ゴボウを食する文化のないアメリカ人が、これを誤解し、裁判になったものです。

その後、捕虜収容所の関係者が、処刑されたとの話が、伝わっていますが、事実を示す資料はなく、幸いにも誤解が解けて、ゴボウだけでは、大事に至らなかったというのが、真実のようです。


世界中では、原産地ヨーロッパに、パースニップというニンジンのような根菜や、根パセリ、ゴボウなどの食材があり、中国にもありますが、薬用としてのみ使用で、あまり食べる習慣はありませんでした。[2]


日本だけ、いろいろな料理法で、美味しく食べる習慣があり、それが、現在、マクロビオティックによって、世界に広がっています。


- - - ゴボウの効用 - - -

水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよく含み、血糖値やコレステロール値の上昇を抑え、腸内の水分を吸収し膨張し、便秘の解消に役立ちます。

食物繊維の中に含まれる、イヌリンという多糖類は、腎臓や肝臓の働きを活発にし、免疫力を高めます。

また、アミノ酸の1種、アルギニンやアスパラギン酸を含み、解毒作用・精力増強作用があります。


- - - 秀吉とゴボウ - - -

秀吉は、貧しい百姓の生まれで、子供のころ、ゴボウはごちそうでした。
天下人となった後も、故郷の中村から、献上された、泥付きゴボウを、喜んで食していました。

これが、天下人・秀吉のパワーの源となったというのは、有名なお話です。


- - - マクロビオティックの「キンピラ」レシピ - - -

kinpira


材料:ゴボウ、ニンジン、レンコン、ごま油、醤油
準備:ゴボウ・ニンジンは5~6cmの長さに切り、細切りにする。レンコンは薄い銀杏切り

調理:
1) 鍋でごま油を熱し、ゴボウを入れて、臭みがなくなるまで、炒める。さらに、ニンジンとレンコンを入れ、炒める。
2) 材料がひたひたになるまで、水を入れ、強火で煮立たせ、弱火にして、フタをし、ゆっくり煮込む。
3) ゴボウが柔らかくなったら、醤油を鍋に沿って、ゆっくり回し入れ、鍋を傾けながら、全体に行き渡らせる。
4) つゆがなくなるまで、フタを取った状態で、煮込んで、出来上がり。

じっくりと時間をかけて(4~50分)、調理すると、醤油だけでも、野菜の甘みを感じられるようになります。

材料は、身土不二に則り、必ず、近郊で採れた、有機野菜を使用しましょう。

ごま油・醤油も、マクロビオティック材料店で、買い求めた、しっかりしたものを。

また、皮はむかないで、よく洗い、一物全体食を、実践しましょう。


そんな、ハイパワーのゴボウですが、残念ながら、臭いなどで、嫌いな人が多いのも、事実です。

そんな人のために、いろんなメーカーから、美味しくゴボウの成分を摂取できる製品が出ていますので、以下で探してみて下さい

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脚注
[1]  ゴボウ - 食文化の違いによる誤解 - Wikipedia
[2] 食の効能・効用 豆知識