人生を変えてしまうほどの大病でも、早めに気が付けば、大事に至らなくて済みます

ほとんどの病気は、私たちに信号を送ってきます
最初は、ほんのちょっとした、よくある症状や、違和感から、始まります・・・
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「よくあるけど、怖い、病気の症状」第13弾は、【気象病】です


アロアロヨシさんの知り合いの中に、喘息の人がいて、天候が悪くなると、喉がゼーゼーして、しんどそうです

体調の変化で、天気予報ができるのです

それって、すごい能力だなと思っていたのですが、本人にとっては、ほんとうに、つらいつらい、ことなのです

雨の日、曇りの日、台風が近づいている時、こんな症状がありませんか、チェックしてみましょう

 古傷がうずく
 関節が痛い
 腰痛がひどくなる
 肩こり
 めまい
 頭痛がする
 吐き気がする
 イライラしてしまう
 だるい
 やる気が出ない

また、次のような持病をお持ちの方も、症状がひどくなったり、発作が起きたりします

☑ 喘息
☑ 神経痛
☑ リウマチ
☑ 心臓発作
☑ 脳出血
☑ じんましん
☑ メニエール病
☑ うつ病

これらの原因は、気象の変化にあったのです

低気圧
こんな天気、いやですよね

気象の変化とは、何でしょう?

1. 気圧の変化

低気圧の場合、体にかかる圧力が弱まり、血流やリンパの流れが低下し、体調不良になりやすくなります

体にかかる圧力が弱まると、体が膨張し、体内の血液や水分の循環が悪くなり、関節痛、腰痛、肩こり、めまい、頭痛、吐き気、イライラ、だるさ等を感じるようになります

その結果、まったく、やる気が出ない状態になります

また、低気圧の時には、酸素濃度が少々低くなり、自律神経が乱れる原因になります

2. 温度の変化

めまぐるしい温度の変化は、エアコンに慣れた体には、きつく、体調を崩してしまいます

3. 湿度の変化

雨の日など、湿度が高い場合、皮膚からの発散量が低下し、体内の水分が過剰になってしまいます

4. 急激な天候の変化

季節の変わり目などの、急激な天候の変化に、体がついていけず、体調不良になります


このように、急激に環境が変化することによって、体の順応性が追い付かず、ストレスがかかってしまいます

このストレスが、自律神経に悪影響を及ぼし、体調不良になってしまうのです、これが気象病です

人間にはもともと、自然の変化に順応する能力が、備わっているものなのですが、冷暖房や人工的な快適空間により、その本能が劣化してしまうのです

気象病に、なりやすい人となりにくい人の特徴

なりやすい人:
1. 仕事三昧の人
2. 1日中室内の快適環境にいる人
3. 季節を感じることがない、自然のリズムに反した生活をしている人
4. 昼と夜、交感神経と副交感神経のリズムに、逆らう人

なりにくい人:
1. 仕事と余暇のバランスを取っている人
2. 1日の生活のリズムを整えている人
3. 規則正しい生活をしている人
4. 季節を感じながら、生活をしている人

それでは、どうしたら、気象病を防ぐことが、できるのでしょう

気象病を防ぐための7つの習慣

1. 食事

まず何と言っても、食事は大切です
季節の食材を使った、マクロビオティック [1] で、しっかりとした食事を摂りましょう

2. 睡眠

起床・就寝は、規則正しく、交感神経と副交感神経のサイクルを、守りましょう

3. 運動

少しだけ負荷のかかった運動は、体内のミトコンドリアを増やし、活性化します

4. 休息

仕事のし過ぎは、免疫力を低下させます、十分な休息を取り、生活にメリハリを付けることが大切です

5. 外出

室内のコンディションの効いた環境ばかりでは、順応性が低下します
外出して、環境からの刺激を受けましょう

6. 入浴

シャワーで汚れを取るだけでは、不十分です
風呂の水圧で、体に圧力をかけたり、戻したりすると、血液循環もよくなります

7. 感動

感動のある人生を送りましょう
仕事でも趣味でも、映画・観劇・音楽・旅行など、子育て・恋愛など、世の中には感動がゴロゴロしています

あなたの、心がけ次第です

天候不順の時に、何となく調子が悪くなる、という程度の状態の時、東洋医学で言う未病の時に、早めに、7つの習慣を守って、天候に左右されない体にしましょう

気象病は、あなたに信号を送っています

重大な病気を発症する前に 、対策することが肝心です



脚注:
[1] マクロビオティック - 「よくわかる、マクロビオティック」