ほとんどの病気は、私たちに信号を送ってきます
最初は、ほんのちょっとした、よくある症状や、違和感から、始まります・・・
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「よくあるけど、怖い、病気の症状」第3弾は、【3.TFCC損傷の、治療作戦】です
手首の痛みは、ちょっとした捻挫や、キーボードの叩き過ぎで、腱鞘炎になったりして、起こりますが、あまり重大には考えなくて、冷やしたり湿布したりして、治ってしまいます
今回は、TFCC損傷という、かなり治りにくい手首の痛みについてのレポートです
目次(クリックでそれぞれのブログへジャンプします)
3. TFCC損傷の、治療作戦
6. TFCC損傷、やっとたどり着きました、完治!
7. TFCC損傷、その後
3. TFCC損傷の、治療作戦
最初の出会いから1週間経過したある日、アロアロヨシさんは、TFCC損傷についての最新知識を仕込み、準備を整えたところでKと再会し、治療作戦を練ることにしました
さらに、解決しなかった疑問点や、具体的な治療法を、Kに同行し、担当医から教えてもらい、大まかなスケジュールを立てました
作戦会議は、K宅で、奥さんも仲間に入れた、3人で開かれました
久しぶりの懐かしいKの部屋でしたが、学生時代からずいぶん経っているのに、ほとんど変わらず、タイムスリップしたような感覚に襲われました
違っていたのは、強力な助っ人、Kの奥さんが、心配そうな顔をして、並んでいたことです
スケジュールは、以下の通り
1.
損傷~10月まずはギプス固定、当初は湿布併用 → この期間はすでに終了
2.
その後3カ月は、サポーターにより、しっかりと固定。場合により金属板併用
3.
状態を見ながら、通常にスポーツで使用する、サポーターに切り替え、リハビリ中心にケア
4.
完治
TFCC損傷の治療には、ギプスで固定して動かないようにするのが一般的で、損傷してからできるだけ早い段階で行うのが、回復の近道です
Kは診断を受けた当初、ともかく、始めの1カ月は、ギプスで固定していれば、良くなるとの先生のアドバイスで、頑張り抜いたとのことです
損傷した当初、炎症が起こっているうちは、痛みを伴いますので、ギプス固定と湿布を貼って、ある程度痛みの症状が治まってきたら、温めるようにした方が良いとのことで、それは他の炎症と同じ手当でした
また、途中でも、手首を使用してしまったり、過度のリハビリで痛みが出た時は、炎症を起こしているので、一時的に冷やした方が良いとのことです
他の療法としては、保険適用外になるが、鍼治療や超音波治療があります
これも人によっては、かなり有効ですが、今回、これらの療法の経験が全く無いKには、二人で相談し、適用しませんでした
他に、温泉療法を勧めました
長期のギプス固定は、筋力の低下を招きますので、筋力回復のリハビリも必要になります
ただし、無理に負荷をかけて、再発してしまうと、癖になって慢性化してしまい、完治が困難になってしまうのです
最悪は、靭帯縫合、尺骨短縮、などの外科手術をしなくてはならなくなります
そんなことにならないように、じっくりと固定療法で回復を待ち、少しずつ少しずつ、忍耐強く、リハビリを行っていかなくてはいけません
「とにかく、じっくりと忍耐強く、ケアすることが肝心です」と、担当医からも何度もアドバイスを頂きました
TFCC損傷をすると、手首を外側に返すのが痛くて、脇の下を締めて手首を使うようになります
また、ギプスで固定した場合も同じですが、そうすると、腕の皮膚の柔軟性が無くなってしまい、次第に皮膚が突っ張るようになり、ますます、手首を外側に返しずらくなります
そこで、手首が痛くならないくらいに少しずつ、ひねって、硬くなった皮膚をさするようにして、柔らかくするリハビリを行いました
皮膚をさするようにするマッサージは、奥さんの役目となり、いろんな会話をしながらの夜のひと時は、夫婦のコミュニケーションにとって、大切な時間となりました
これも、TFCC損傷からの、贈り物でしょうか
- - - continue - - - 「4. TFCC損傷用サポーター、アルケアに出会うまで」へ続く
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