人生を変えてしまうほどの大病でも、早めに気が付けば、大事に至らなくて済みます

ほとんどの病気は、私たちに信号を送ってきます
最初は、ほんのちょっとした、よくある症状や、違和感から、始まります・・・
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「よくあるけど、怖い、病気の症状」第1弾は、【1.TFCC損傷からの贈りもの、友人Kとの再会】です


手首の痛みは、ちょっとした捻挫や、キーボードの叩き過ぎで、腱鞘炎になったりして、起こりますが、あまり重大には考えなくて、冷やしたり湿布したりして、治ってしまいます

今回は、TFCC損傷という、かなり治りにくい手首の痛みについてのレポートです

目次(クリックでそれぞれのブログへジャンプします)

1.   TFCC損傷からの贈りもの、友人Kとの再会

2.  TFCC損傷って、そもそも、何?

3.  TFCC損傷の、治療作戦

4.  TFCC損傷用サポーター、アルケアを選ぶまで

5.  TFCC損傷との、長い長い戦い

6.  TFCC損傷、やっとたどり着きました、完治!

7.  TFCC損傷、その後

 



1.   TFCC損傷からの贈りもの、友人Kとの再会

 

今年の9月、大学時代の友人Kが、珍しく電話をかけてきました

何か神妙な声で、相談したいことがあるというので、会うことにしました
Kは総武線沿線、アロアロヨシさんは中央線が便利良く、結局、両方の線が交わる、懐かしいお茶の水の大学の学食で、食事をすることにしました

 
明大_学食


卒業してから、年賀状のやり取りで、消息は分かっておりましたが、会ったことはありませんでした

 

Kは、学生時代、剣道部で鳴らし、数々の大会で優勝経験もある、猛者でした

そのころ彼は健康そのもので、体調を崩して、健康法を模索して、いろいろ試して右往左往していたアロアロヨシさんを、いつも笑って見ていました

 

そんなKが、剣道の練習中に手首を痛め、TFCC損傷と診断されたというのです

 

Kは大学現役時代、幸運にも大きいけがをしたことがなく、順調に優勝への階段を駆け上がりました

そのため今回のケガは、初めての経験だったのです

 

学食での食事も、利き手の右手をケガしたものですから、左手でぎこちなく食べていました

そんな状態を見かねて、アロアロヨシさんも、相談に乗ることにしたのです

 

実に半年にも渡る、二人の治療体験のプロローグでした

 

初めてあった時、ギブスをしておりました

本人は、見た目には外傷やハレもなく、損傷しているとは思えないような状態だ、とのことでした

 

医者からは、「たいへん治りにくい病気なので、覚悟してください。最悪、金属を入れる手術になります」と言われ、初めてのことで心配になり、学生時代、アロアロヨシさんが、健康になる方法を調べ、体験を繰り返していたことを思い出して、連絡してきたものです

 

アロアロヨシさんの♪健康ブログも見たと言っていました

 

練習中の転倒で手を着いたときに、手首をひねった状態で体重をのせてしまったため、損傷したとのことでした

 

以下、Kの話です

「午後の4時ころ、損傷した当初は、捻挫のような痛みで、手首を少しでも動かすと、強い痛みを感じました

腫れは全く無く、一晩寝れば良くなるだろうと、冷やしただけで、なにもしませんでした。ところが、翌日も痛みは全く引かず、腫れが全くないので、これはおかしいということで、翌朝すぐ、部の顧問の医者に診てもらいました」

この早い対応が、のちの治療に良かったのですが、この時点ではまだ、気が付いていませんでした

 

会った時は、損傷から1か月経過しておりましたが、それまで、手首を返す動作をすると激しい痛みがあり、日常生活は全くできなかったとのことでした

病院でギプスを装着してもらい、全く動かさないようにしていました

利き手を損傷したものですから、箸を左手で持つようにして食事をし、顔や頭、背中を洗ったり拭いたりできなくて、なれるまで、たいへんな思いをしたとのことでした

 

Kはそれまで、ケガらしいケガ、病気らしい病気を、したことが無かったので、彼を取り巻く仲間たちが、けっこう気を使ってくれ、特に女性からやさしくされたのは、不幸中の幸いだなどと、けしからん事を言っていました

 

アロアロヨシさんは、TFCC損傷の知識は有りましたが、最新の治療法やケア用品のことは、ほとんど知りませんでしたので、調べることにして、再開を約束し、その日は別れました

調べていくうちに、新しい診断法や治療法、サポーターの進歩など、驚くほどの発見があったのです